花火大会マル得情報
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記録ではっきりわかる最も古い花火大会は、隅田川花火大会(両国川開き)である。
打ち上げ花火の製造には半年以上かかり、ほとんどの工程が手工業で量産が不可能である。また、危険な業種でもあることから、古くから非常に人気があったにもかかわらず、しばらく長い間、花火大会の数はあまり増えなかった。1980年ごろでも、名のある主な花火大会は10〜20くらいであったとされる。しかしその後、安価な中国産花火が大量に輸入されるようになり、1985年に鍵屋十四代天野修が電気点火システムを開発すると、少人数で比較的安全に打ち揚げができるようになったことから、花火大会の数は激増した。日本煙火協会によれば、2004年に行われる花火大会は200近くにのぼる。協会が把握していないものもあるため、実数では200を超えると考えられる。
代表的な花火大会
注:太字は日本三大花火大会
北海道
洞爺湖ロングラン花火大会(北海道虻田郡洞爺湖町、4月から10月の20時45分〜21時05分、400発) - 実施日数では日本最高(年間約180日間開催)
勝毎花火大会(北海道帯広市十勝川河川敷、8月13日、2万発) - 十勝毎日新聞社主催。北海道内で最大規模、日本全国においても八大花火大会のひとつに数えられる花火大会。2007年度の集客数は約17万人。
青森県
青森花火大会(青森県青森市、8月7日、1万発) - 青森県内最大規模の花火大会。花火の打ち上げとねぶたの海上運行のコラボレーションがあり、世界ではここにしかない花火大会。
浅虫温泉花火大会(青森県青森市、8月1日、5000発) - 青森県内最古の花火大会。ねぶたの前夜祭とともに行われる。
五所川原花火大会(青森県五所川原市、8月3日、5000発) - 浅虫温泉花火大会に次ぐ青森県内での古い花火大会。プログラムが全てスターマインで構成されている。
古都ひろさき花火の集い(青森県弘前市、6月第3土曜日、1万発) - 2006年に始まったばかりの花火大会。
秋田県
全国花火競技大会 (秋田県大仙市(旧・大曲市)、8月最終土曜日、約1万5000発) - 80回以上続く著名な競技大会。日本煙火協会が後援する2つの競技大会のうちの1つで「大曲の花火」とも呼ばれる。集客は約70万人(大仙市の人口は9.8万人)と非常に多く、市内中心部が交通規制されたり、秋田新幹線が増発されたりと対応するものの、未だに50km先の秋田市まで車で帰るとなると最大で5時間かかるほどの渋滞に見舞われる。なお、テレビではNHK衛星にて生放送で放映されている。
茨城県
土浦全国花火競技大会(茨城県土浦市、10月第1土曜日、約2万発) - 著名な競技大会。日本煙火協会が後援する2つの競技大会のうちの1つ。
栃木県
足利花火大会(栃木県足利市、8月第1土曜日、2万発) - 北関東を代表する歴史と規模
埼玉県
熊谷花火大会(埼玉県熊谷市、8月第2または第3土曜日、1万発) - スターマインコンクールや、市民などが記念に上げる「慶事花火」(会場でメッセージがナレーションされる)など。最寄りの熊谷駅から徒歩5分で会場の荒川河川敷の会場に到着できるアクセスの利便さも好調。45万人の人出がある。高崎線・秩父鉄道で臨時列車が運転される。
秩父夜祭花火大会(埼玉県秩父市、12月3日 8000発)- 全国的に数少ない大規模な冬の花火大会。秩父夜祭(日本三大美祭)の山車と山を背景にした上空に映える花火の競演は非常に華やかである。
東京都
隅田川花火大会(東京都) - 記録に残る限り最も古い。
東京湾大華火祭(東京都、8月第2土曜日、1万2千発) - 隅田川花火大会と並ぶ東京の代表的な花火大会。
多摩川花火大会 (東京都世田谷区・川崎市)- 多摩川にかかる二子橋付近の河川敷で同日に行われる花火大会。通常は毎年8月第3土曜日に開催される。打上数は両大会それぞれ約 6,000発、合計約 12,000発。
新潟県
長岡まつり大花火大会 (新潟県長岡市、8月2日・3日、二日間で約2万発) - 信濃川河川敷で開催され「日本一の大花火」と称される。正三尺玉(30号玉)や10号早打ち100連発など。上越新幹線や信越線など臨時列車が増発される。越後三大花火大会のひとつ。約70?80万人の人出。
片貝まつり浅原神社秋季大祭奉納煙火(新潟県小千谷市、9月9日・10日)-日本国内で唯一四尺玉(40号玉)の打ち揚げがある。また、日本で唯一の「昼間の三尺玉」の打ち揚げもある。越後三大花火大会のひとつ。海岸や川原ではなく丘陵の上で打ち上げられる。
ぎおん柏崎まつり海の花火大会(新潟県柏崎市、約1万発) - 越後三大花火大会のひとつ。海中空スターマイン・日本唯一の海上三尺玉など。尺玉(10号玉)300連発は約7分間にも及び本州日本海側最大規模。
長野県
諏訪湖祭湖上花火大会(長野県諏訪市、毎年8月15日、約4万発(2005年)) - 観衆は約45万人。水上スターマインが有名。輸送には普段首都圏で使用されている201系電車による臨時列車が増発される。日本第2位かつ湖上での花火大会としては日本最大。
全国新作花火競技大会(長野県諏訪市、9月第1週、約1万7千発)- 観衆は約30万人。花火師各々がテーマを決め、そのテーマに沿って作られた新作花火を、テーマに沿った曲にあわせて打ち上げる。新作もの限定の競技会であり、目新しい花火を見ることができる。大会の最後には諏訪湖花火名物の水上スターマインも打ち上げられる。
長野えびす講煙火大会(長野県長野市、11月23日、約4000発)
静岡県
熱海海上花火大会(静岡県熱海市、夏・秋・年末に数回) - 海上での花火大会としては日本最大級
愛知県
岡崎観光夏祭り花火大会(愛知県岡崎市、8月第一土曜日) - 江戸時代から続く三河花火や各種コンクールでは最新花火など堪能できる。全国でも類を見ない凝りに凝った豪華な枠仕掛け花火や水面を走る「金魚花火」といった珍しい小型花火も観られる。
三重県
熊野大花火大会(三重県熊野市、8月17日) - 七里御浜にて開催 周囲が山に囲まれているため爆音は圧巻。国道42号は毎年30km超の渋滞、普段ほとんど乗客のないJR紀勢本線も臨時列車が多数運行されるも寿司詰め状態で花火と共に交通の混雑具合も有名。
大阪府
教祖祭PL花火芸術(大阪府富田林市、8月1日、10万〜12万発) - PL教団の宗教行事で雨天決行。 花火大会として発数では日本最大かつ世界最大級。約30万人の人出とされるが、周辺市町も見学者であふれる。
なにわ淀川花火大会(大阪市淀川区、8月第1土曜日、約2万発) - 2005年までは平成淀川花火大会。
広島県
宮島水中花火大会 (広島県廿日市市宮島町)
太田川花火大会 (広島県広島市)
山口県・福岡県
関門海峡花火大会(山口県下関市・福岡県北九州市門司区、8月13日、計1万3000発)- 関門海峡を挟んで両岸で打ち上げが行われる。全国2番目の計110万人の人出。サンデン交通バス、門司港駅・下関駅は大変混雑する。列車は各線で大増発される。
福岡県
西日本大濠花火大会(福岡県福岡市中央区、8月1日、6000発) - 大濠公園で行なわれる。市街地のビルでは見えるところが多く、またNHK福岡放送局も大濠公園の近くにあるため中継する。当日は最寄の福岡市地下鉄空港線・大濠公園駅は大変混雑する。七隈線開業後は六本松駅へ誘導する。西日本新聞社・コカ・コーラウエストジャパンなどが協賛している。
その他、全国各地で行われる花火大会については、日本の花火大会一覧を参照。
花火の日
戦後、花火が解禁された1948年8月1日の記念に、東京本所厩橋で大規模な花火爆発事故の起きた1955年8月1日の追悼、世界最大ともいわれる教祖祭PL花火芸術の開催日8月1日の記念を兼ね、花火の日が8月1日に制定された(1967年制定)。このほか両国川開きが旧暦5月28日であったことから、5月28日も花火の日となっている。
花火と事故
花火の事故としては花火工場における製造過程での事故と花火大会における実演時の事故とに大きく分けられる。花火大会における事故は、花火の危険性だけでなく多くの観客が集まるために起こりうる事故を防ぐために事前にさまざまな予防措置が運営側によって施されるようになっているが、防ぎ切れていない。 また、家庭で行なわれる花火でも、火薬の危険性を十分認識していない児童が遊戯の主体であるため、取り扱い時の不注意や、ふざけて人に向けるなど危険な行為を行なうことによって、事故を起こしがちである。また、遊戯後の火の不始末による火災の危険性もある。
家庭で花火をするときは、バケツなどに水を汲むなどしていつでも消火できる環境にして遊び、燃え尽きた後の花火はきちんと処理すること。また、小さい子どもだけで花火をするのは避けること。
従来から花火の事故は多くあったが、統計が残っているのは1950年代ごろからである。1950年代から1960年代にかけては花火工場の爆発事故が多く、毎年10名以上の死者が出ていた時代もあった。多くは花火工場が爆発し従業員が死亡するというものだったが、近隣の建造物や一般人の生命に危害を及ぼしたものもあり、これらの事故により花火製造に関する規制は徐々に厳しくなった。ただし、安全な種類の火薬を用い、保管量を守れば、そのような事故の大部分は防げたはずだという主張もある。
国によっては花火の爆音が銃声と混同されかねないことから、記念日以外は花火の使用を禁止していることもある。